お疲れ様です!会社員として資産形成に取り組んでいるアライグマです!
「FIRE(早期リタイア)したいけど、資産1億円なんて無理…」
「今の仕事を完全に辞めたいわけじゃないけど、もっと気楽に働きたい」
そんな会社員の間で今、「コーストFIRE(Coast FIRE)」という新しいスタイルが注目されています。
必要な資産は、なんと「1000万円」から。これなら、普通の会社員でも十分に手が届く範囲だと思いませんか?
「えっ、たった1000万円で一生安泰なの?」と驚くかもしれませんが、もちろんこれだけで生活費の全てを賄うわけではありません。
しかし、この1000万円が将来の「老後資金」を勝手に稼ぎ出してくれるとしたらどうでしょう。
今の給料はすべて「今の生活」や「趣味」に使ってもOKになる。つまり、老後のための貯金から解放されるのです。
この記事では、資産1000万円で実現するコーストFIREの仕組みと、会社員を辞めずに「精神的な自由」を手に入れるための具体的なロードマップを解説します。
【定義】コーストFIREとは?サイドFIREとの決定的な違い
まず、コーストFIREの定義をはっきりさせましょう。
コースト(Coast)とは「惰性で進む」という意味。自転車で急な坂を登り切った後、ペダルを漕がなくてもスイスイ進んでいくイメージです。
「老後資金を作るための資産形成はもう完了した(登り切った)ので、あとは定年まで資産を放置(コースト)して、生活費を稼ぐためだけに働く」状態を指します。
一般的なFIREやサイドFIREとの違いは以下の通りです。
- FIRE(Fat/Lean):資産収入だけで生活する(資産1億円〜)
- サイドFIRE:資産収入+労働収入で生活する(資産3000万円〜)
- コーストFIRE:労働収入で生活するが、老後のための貯蓄は一切しない(資産1000万円〜)
最近は物価上昇や年金への不安から、完全なリタイアよりも「働きながら資産を維持する」スタイルが、より現実的かつ低リスクな選択肢として多くの会社員に支持されています。
なぜ「1000万円」でいいのか?
「1000万円で老後資金が足りるの?」という疑問の答えは、複利の力にあります。
仮に30歳で1000万円を貯め、60歳までの30年間、年利5%(インデックス投資の平均的なリターン)で運用し続けたらどうなるでしょうか。
$$1000\text{万円} \times 1.05^{30} \approx 4322\text{万円}$$
なんと、1円も追加投資しなくても、60歳時点で4000万円以上に増えている計算になります。
これに厚生年金を合わせれば、老後の生活は十分に安泰と言えるでしょう。
つまり、30代で1000万円を作ってしまえば、それ以降は給料を全額使ってもいいし、給料が下がっても楽な仕事に転職してもいいのです。
【シミュレーション】1000万円を最短で作るロードマップ
では、実際にどれくらいの違いが出るのか、グラフで見てみましょう。
「1000万円を年利5%で運用した場合(コーストFIRE)」と「タンス預金で放置した場合」の推移です。


赤い線(コーストFIRE)は、時間が経つにつれて急カーブを描いて増えていきます。これが複利の効果です。
一方、青い線(タンス預金)はずっと1000万円のまま。インフレを考慮すれば、実質的な価値は目減りしてしまいます。
最初の1000万円が一番きつい
資産形成において、「最初の1000万円」が最もハードルが高く、最も重要です。
0から100万円、100万円から500万円までは、資産運用の効果よりも「節約と貯金」の努力が9割を占めます。
しかし、1000万円を超えると、資産が自分自身で増えていくペース(年間50万円〜)が、毎月の貯金額に匹敵するようになります。
ここを乗り越えられるかどうかが、コーストFIREへの分かれ道です。
【ケーススタディ】Aさん(32歳)がコーストFIREに到達するまで
ここでは、実際に「最初の1000万円」を作り、コーストFIREの状態に入ったAさんの事例を見てみましょう。
状況(Before)
- 年齢:25歳(当時)
- 職業:IT企業営業職(年収400万円)
- 資産:貯金200万円
- 悩み:激務で「この生活を定年まで続けるのは無理」と感じていたが、辞める勇気もなかった。
Aさんは、将来への漠然とした不安から、会社のストレスに耐えながら働き続けていました。
「仕事を辞めたら生きていけない」という恐怖が、彼を会社に縛り付けていたのです。
行動(Action)
Aさんは「32歳までに資産1000万円を作る」と決意し、以下の行動を取りました。
1. 支出の徹底的な最適化:家賃の安いエリアへ引越し、格安SIMへ変更、保険の解約などで月5万円の固定費を削減。
2. 先取り投資の自動化:給料が入ったら即座に月10万円をインデックスファンド(S&P500)へ積立。ボーナスも全額投資へ。
3. 副業で入金力を補完:休日に単発のアルバイトや不用品販売を行い、月3万円を追加で投資へ。
7年間、毎月約13万円、ボーナスを含めて年間約200万円近くを投資に回し続けました。
相場の好調も味方し、7年後の32歳時点で、ついに資産評価額が1000万円に到達しました。
結果(After)
- 現在の資産:1150万円(32歳)
- 変化:「老後資金は確保できた」という安心感から、無理な残業を断れるようになった。
- 今後:今の会社で「定時帰りキャラ」を確立しつつ、より自分のペースで働ける社内SEへの転職を検討中。
Aさんは会社を辞めてはいませんが、精神的にはすでに「FIRE」しています。
「嫌ならいつでも辞められる(生活レベルを落とせば生きていける)」というカードを持っているだけで、会社に対する恐怖心が消え、結果的に仕事のパフォーマンスも上がったそうです。
【メリット】会社員を辞めずに「心だけFIRE」する
コーストFIREの最大のメリットは、「キャリアを捨てなくていい」ことです。
完全なFIREを目指すと、極端な節約や高リスクな投資が必要になり、人生の楽しみを先送りしがちです。
しかし、コーストFIREなら、今の仕事を続けながら(あるいはペースを落としながら)、人生のバランスを取ることができます。
- 市場価値を維持できる:完全にリタイアすると再就職が難しくなりますが、働き続けていればスキルは維持されます。
- 社会との繋がりを持てる:適度な労働は、健康やメンタルにも良い影響を与えます。
- 暴落に強い:生活費は労働収入で賄っているため、株価が暴落しても資産を取り崩す必要がなく、精神的に余裕を持てます。
まさに、会社員の安定性とFIREの自由さをいいとこ取りした、現代に最適化された生存戦略と言えるでしょう。
また、コーストFIRE状態になると、嫌な上司や理不尽な業務に対して「NO」と言えるようになります。
「最悪クビになっても困らない」という事実が、精神的な鎧となってあなたを守ってくれるのです。
これは、忖度や我慢が求められがちな会社員として働く上で、最強の武器になります。自分の心を守るためにも、資産は裏切らない味方になってくれるはずです。
【比較表】資産形成を加速させる証券会社
1000万円への道のりを最短で進むには、手数料の安いネット証券を使うことが必須条件です。
メインで使うべき証券会社をまとめました。これから始めるなら、この中から選べば間違いありません。
失敗しない証券会社選びのポイントは、手数料の安さとツールの使いやすさです。
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まとめ
この記事では、資産1000万円で目指す「コーストFIRE」について解説しました。
- コーストFIREとは:老後資金の準備を完了させ、今の生活のためだけに働くスタイル
- 1000万円の威力:30歳で1000万円あれば、放置でも60歳で4000万円超えが期待できる(年利5%)
- 精神的自由:会社への依存度が下がり、「心だけFIRE」した状態で気楽に働ける
1億円貯めるのは才能や運が必要かもしれませんが、1000万円なら、普通の会社員でも正しい行動と時間があれば誰でも到達可能です。
まずは「最初の1000万円」を目標に、今日から一歩を踏み出してみませんか?
その一歩が、あなたの人生を「消化試合」から「自由な旅」へと変えてくれるはずです。








